グループの賃貸住宅物件管理を行う株式会社ミニテック

防音対策

私たちの生活の中では、テレビや音響機器、あるいは、エアコン・掃除機・洗濯機などの家庭用機器の使用によって、さまざまな音が発生しています。また、歩行やドアの開閉など人の行動による音もあります。これらの音の中で望ましくない音などを、近隣騒音または生活騒音と言っています。 近隣騒音または生活騒音については、共同住宅のため、ある程度の音は「生活音」として許容しなくてはなりません。しかし昼間は気にならない程度の音でも夜になると思いのほか響くことがあり、トラブルの原因となりますので十分注意してください。また普段から防音対策も行いましょう。

生活用品別の防音対策

生活用品の種類

防音対策

家庭用機器

クーラー・洗濯機・掃除機など

  • 低騒音型の機種を選ぶ
  • 早朝や深夜の使用をできるだけ控える
  • エアコンの室外機はなるべく隣家から離した場所に設置するとともに、振動が発生しないよう、架台に取り付ける
  • 洗濯機の下に防振マットを敷く
音響機器

テレビ・ステレオ・など

  • 窓やドアは閉め、厚手のカーテン、カーペットを利用する
  • 早朝や深夜の使用は避ける
  • テレビやステレオなどは、早朝や深夜は音量を小さくしたり、ヘッドホンを使用したりする
住宅設備

テレ浴室・トイレの給排水音・ドアの開閉音など

  • 夜遅くの入浴は控える。
  • 給排水音を小さくするため、流し台にマットを敷いたり、蛇口に消音キャップを付けたりする
  • ドアの開閉音を小さくするために、ドア・ストッパーやスポンジなどの緩衝材を使用する
その他

自動車の空ぶかし音・足音・人声など

  • アイドリングは最小限にし、不必要な空ぶかしやクラクションは止める
  • 集合住宅では、マットを敷くなどして足音などが階下に響かないようにする
  • 早朝や深夜の話し声、騒ぎ声に注意する

騒音のレベルと目安 単位:デシベル(dB)

地域の類型

基準値

昼間

夜間

AA

50デシベル以下

50デシベル以下

A及びB

55デシベル以下

45デシベル以下

C

60デシベル以下

50デシベル以下

注)

  • 時間の区分は、昼間を午前6時から午後10時までの間とし、夜間を午後10時から翌日の午前6時までの間とする。
  • AAを当てはめる地域は、療養施設、社会福祉施設等が集合して設置される地域など特に静穏を要する地域とする。
  • Aを当てはめる地域は、専ら住居の用に供される地域とする。
  • Bを当てはめる地域は、主として住居の用に供される地域とする。
  • Cを当てはめる地域は、相当数の住居と併せて商業、工業等の用に供される地域とする。

(参照 環境省 騒音にかかる環境基準について)

住宅地であれば昼間は55デシベル以下、夜間で45デシベル以下が基準値とされます。
生活音でも基準値を超えるケースがありますので、認識する必要があります。